3) テント・待機ケージ
我が家がキャットテントや折りたたみケージを最初に調達したのは、2005年に日本からドイツへ引越した時でした。引越のための荷物の搬出時に猫が逃げては大変だし、猫を気にしながらの作業は効率が悪いし、ということで、スタルディのポップアップシェルター(ドッペルハウス型)とキャットテントを買ったのです。その後、アメリカでミスティとハルを迎えたときにも、これらを当初1週間くらいの慣らし期間は隔離用ケージとして使いたかったのですが、ヤンキー娘たちが入りたくない!と抵抗し、さらにニチオがバカ尿をケージにお見舞いしてくれたおかげで、増猫時の待機ケージ・隔離ケージとしては残念ながら役にたちませんでした。
そしてアメリカの家を引き払うときは、大きなウォークインクロゼットという猫を隔離するスペースがあったので、テントやシェルターの出番はありませんでした。
が、今回の移動は直行便ではなく、途中で乗り継ぎがあったので、経由地のヒューストンで乗り継ぎに失敗するなど、万一のことを考えて手荷物として持っていきました。
先発隊と一緒に機内持込荷物として運搬したのは、こちらのペットペン。これはもともとはわんこ用なので、高さがあまりありません。が、屋根の部分はファスナーで取り外し可能なので、中にいる猫のお世話をしやすい。保護した子猫を入れておく保護ケージに最適かも(保護する予定はありませんが)。確か、くるねこ大和さんちに似たようなペットペンがあったはず。大中小とサイズがありますが、猫2匹くらいを緊急避難的に入れておくなら小で十分かな。ただ、トイレとベッド、食器等も入れるとなるとちょっと手狭かも。
こちらは第2陣およびしんがりと一緒に移動したスタルディの折りたたみ式キャットテント。テント型なのでやっぱり高さはあまりありませんが、底面積は結構広いです。トイレ、猫ベッド、食器・水入、1匹分なら十分置けます。
ポールをはずすとこんな感じ。くたくた、です。
ペットペン、キャットテント、いずれも機内持ち込み可能なサイズのかばんに収まります。
LAXからの便が遅れて、ヒューストンでサンパウロ便に乗り継げなかったとき、空港内またはエアラインが用意したホテルでキャリーから猫を出してペットペンやテントに入れてトイレを使わせようと思っていました。ま、実際、使ってくれるかどうかはわかりませんけどね。狭いキャリーに入れたまま夜明かしするより、多少は体を伸ばせる場所に移して、できればご飯を食べさせたり、用を足させてやりたいと思っていたんです。
そう、そのために猫砂と携帯トイレも持ち運んでいたアタクシ。機内持ち込み荷物は、こうした猫様用品の他は歯ブラシなど最低限の身の回り用品とタブレットまたは小型PCのみ、でした。しかし、ジュニ男と飛んだときヒューストンで待たされたものの夜明かしする羽目にはならなかったので、結局、テント類は今回の引越でも出番はありませんでした。
そして、こちらはスタルディのポップアップシェルター。もともとはキャットショーの待機ケージとして作られたそうです。これは2つコンパートメントに区切れるタイプ。シングルルームタイプもあります。ダブルルームは真ん中の仕切りをはずせば、大きな1つのスペースになります。ポップアップするタイプなので、組み立て&折りたたみが簡単なのと、何より高さがあるので、割と長い時間入れていてもお猫さまは苦しうないかも。その代わり畳んでもあまり小さくなりません。ぺったんこにはなるんだけど、外形はそのまま残るので車で運搬する以外の方法で持ち歩くのは難しそうです。
こうした折りたたみのソフトケージ、災害で避難するとき用にひとつ持っているといいんじゃないかなぁ。逃げるときはキャリーに入れるしかないけど、避難所で生活するようになったとき、親戚のお宅に身を寄せるとき、猫の安心できる場所を作るという意味でも、周囲に迷惑をかけないという意味でも役にたつんじゃないか、と思います。
スタルディ社のテント・シェルター・携帯用トイレなどは、オンラインショップ7つの海を渡る猫で取り扱っています。アイテム一覧の中から、お選びください。
4) 携帯トイレ・食器その他
こちらは日本の通販サイト、ペピィクラブで買った携帯用折り畳みトイレ。
こちらはスタルディの携帯用折り畳みトイレ。
サイズは同じだけど、スタルディの方が軽いです。スタルディはもうひとつ小さいサイズも出しているかな。でも、そっちは成猫用に小さすぎるかも。
水入れの折り畳み容器も持ち歩きました。実は日本に一時帰国中、東急ハンズで見つけて、ちょっ便利。さすがジャパーン!何でもあるじゃなーい!とすごくうれしくて買ったんですが、アメリカに戻ってきて、よく見てみたら、普通にペットショップや雑貨屋さんでも売ってたよ・・・。orz
最後にもうひとつ、アメリカのペットショップで見つけたステッカー。家のドアなど目立つところに貼って、火事やハリケーン、トルネード、洪水などの災害時に助けてもらわなければならないとき、消防士さんたちにペットの存在を知らせるもの。もちろん、消防士さんたちのお仕事は人命救助が最優先で、ペットを助けてくださいというのはあくまでお願いベースでありますが、知っていれば難なく助けられたのに、という後悔をお互い残さないためにも、こういうステッカー、とてもいいアイデアだと思います。